普段のお散歩もよいですが、思い出作りに、ちょっと足を伸ばしてドライブに行きませんか?
今回は、愛犬とのドライブについて、必要な準備や注意すべき点をお話します。
どこへ行くか計画を立てよう
愛犬とドライブに行くと決まったら、まずはどこへ行くか計画を立てましょう。
日帰りのドライブも楽しいですが、最近は犬と泊まれる宿が増えてきているので、泊まりがけの旅行もおすすめです。また、各地で犬と一緒に参加できるイベントも開催されているので、そういったイベントに合わせて計画を立てるのもよいでしょう。
愛犬とどこへ行くか、考えるだけでワクワクしますよね!
ドライブの「予行練習」をしよう
どこへ行くか計画を立てる際に注意すべき点は、愛犬の「ドライブ適応度」です。
特に1歳未満で、長距離の移動経験がない子は「予行練習」をすることをおすすめします。愛犬にとってドライブがストレスにならないように、短い距離から少しずつ距離を伸ばして、徐々に慣れさせるようにしましょう。
例えば、近所へ買い物に行く際や駅までご家族の送り迎えをする際などに、愛犬を車に乗せて一緒に行くことで「予行練習」ができます。
ドライブの注意点
では、実際に愛犬とドライブに行く際の注意点をご紹介します。
・出発前の注意点
ドライブ前のご飯はいつもより少なめにしておきましょう。
これは、ドライブ中は体が小刻みに揺れるので、消化不良にならないようにするためです。また、排泄は出発前に済ませておくと安心です。
・出発してからの注意点
ドライブの「予行練習」を万全に行ったとしても、長距離移動が初めての犬にはストレスがかかるものです。最初は愛犬の様子を見て15分程度で休憩し、車外に出て給水をしてあげましょう。なお、犬は知らない場所へ行った際に車外へ出ると、自分のにおいを残そうとするため、必ずマーキングを行います。飼い主さんはペットボトルに水などを入れたものを用意して、マーキングの跡を流してエチケットを守るようにしましょう。
こうして最初のうちは短い間隔で休憩を取り、愛犬の様子を注意して見る必要があります。30分以上乗車しても辛そうでなければ、ひとまずは車に慣れてきたと考えてよいでしょう。
高速道路に乗る際も、パーキングエリアは30分以内の走行範囲で設置されていることが多いため、最低でも30分以上の乗車ができるようになっていると安心です。
・車内での注意点
走行中は犬用のシートベルトやドライビングボックスなどを準備して、運転手の妨げにならないようにしましょう。時々、運転手が犬を抱いている姿を見かけますが、大変危険な行為なので行わないようにしましょう。運転手は運転に集中できるように、車内での愛犬の居場所を工夫して確保することが大切です。また、窓を開けたりドアを開けたりする際も、愛犬が飛び出さないようにリードを短く、座席にしっかりと結ぶなどして注意を欠かさないようにしましょう。
パーキングエリアでの過ごし方
最近は施設内にドッグランを設けているパーキングエリアが増えています。事前にこうした設備がある場所を調べておくと、休憩にバリエーションが生まれ、犬のストレス軽減につながります。
飼い主さんの食事の時も、犬を車内に残してレストランへ行くことは避けましょう。短時間とはいえ、見知らぬ場所で飼い主さんと離ればなれになるのは犬にとって不安なことであると同時に、思わぬ事故や熱中症などのリスクがあるため、とても危険です。
お弁当などを買って、愛犬と一緒にパーキングエリアに設けられている公園やベンチなどで食事を済ませると安心ですね。
まとめ
愛犬とのドライブでの心がけとして大切なのは「犬を中心に考えて行動する」ということです。給水や排泄のタイミング、軽い運動を取り入れることなどを飼い主さんが考えて行動しなければ、犬にとってドライブはただのストレスになってしまいます。
人にとっては楽しいドライブや観光でも、犬にとっては「知らない場所」なので不安や戸惑いの気持ちでいっぱいです。普段以上に愛犬とコミュニケーションをとって、そのような不安な気持ちを少しでも取り除いてあげましょう。
しっかりとした計画を立てて、愛犬との素敵な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
0コメント