「犬はいつも家にいてストレスがなくていいね~」と思ったことはありませんか?
人間と同様に犬もストレスがたまることがあるため、ストレス解消にアロママッサージを取り入れると効果があるといわれています。アロマの香りには、イライラを抑えたり気持ちをリラックスさせたりといったよい作用を持つものがあります。今回は、愛犬ともっと仲良くなるための、ドッグアロママッサージのやり方をお話します。
犬もストレスは溜まる!
ほとんどの方が犬はストレスがたまらないと思いがちですが、犬もストレスはたまっています。大好きな飼い主さんと毎日一緒で、広い場所を自由に走り回れるならストレスは少ないかもしれません。ですが現代社会の犬は、いつでも遊べる庭があるわけではなく、長時間の留守番などでストレスが溜まってしまいます。
さらに愛犬は飼い主さんが抱えているストレスを敏感に感じとり、それがストレスになることもあります。
ストレスは万病のもとなので、心にも体にもよくはありません。アロマセラピーはストレスを緩和してくれる手助けとなります。
ドッグアロママッサージとは?
ドッグアロママッサージは、精油(エッセンシャルオイル)のよい香りに包まれながら、愛犬の体をマッサージすることにより、体のコリや痛みを和らげる効果があります。小さい子どもが親に頭を撫でられることで落ち着くのと同じで、犬も大好きな飼い主さんに触られることで安心し、体だけではなく心まで癒されます。
アロママッサージは、「される側の犬」も「する側の人」も癒される不思議な効果があります。またマッサージをすることによって、愛犬の体にできたできもの・しこりや、さわると痛がるというような普段は気付きにくい様子にすばやく気付くことができるため、病気の早期発見にも繋がります。
また体を触られることに慣れておくと、動物病院などで触診されても犬はストレスを感じにくくなります。寝たきりの犬に少しでも元気になってもらいたいときや、臆病な犬の緊張をほぐすときなどにもお勧めです。
ドッグアロママッサージをする際のポイント
人にも香りの好みがあるように犬にも香りの好みがあります。
飼い主さんが好きな香りでも、犬が嫌いな香りではアロママッサージの意味がありません。むしろ嫌いな香りだと逆にストレスになり、マッサージが苦痛になってしまうので、初めて使用する精油は必ず香りを少し嗅がせて、犬が興味を持つかどうか観察してください。
ドッグアロママッサージは、犬の毛並みに添ってマッサージするのが基本です。犬も飼い主さんも一番落ち着いている時間に行うようにしましょう。はじめは時間を少なめに少しずつ慣らしていき、10分~20分を目安に行います。1日おきでも2日おきでも構わないので、定期的にマッサージをするようにしましょう。単発的ではなく、定期的に続けることが大切です。また、マッサージをするときは、マッサージをする人も心配事を忘れて、集中して行うようにしましょう。
ドッグアロママッサージの注意点
・犬の空腹時や、食後1時間くらいは避ける。
・お互いの体調がよくないときは、行わない。
・マッサージをする人が忙しいとき・心配事があるとき・疲れているとき・イライラしているときなどは避ける。
➡犬に気持ちが伝わり、同じ心理状態になってしまいます。
・病気治療中、妊娠中、持病持ちの犬や飼い主さんは使用できない精油があるため注意
➡使用前に獣医師や医師にご相談ください。
・初めて使用する精油は、犬も人もパッチテストを必ず行う。
【パッチテストのやり方】
①10mlのベースオイルに精油1滴まぜます。
②犬は足の内股、人は手の内側に精油を少し塗ります。
③1日様子を見て、皮膚に何も変化がなければ使用しても大丈夫です。
④皮膚の痒みがでたり赤くなったりしたらすぐ水で洗い流して、その精油の使用を止めます。アレルギー反応出たら、すぐに使用をやめてください。
おわりに
「マッサージ」と言っても家で行う分には特別な手法は必要ありません。精油を手に伸ばして愛犬の体を撫でてあげるだけで、十分なリラックス効果が得られ、スキンシップにもなるでしょう。精油にはたくさんの種類があり、それぞれに違った効果があります。その時の精神状態などに合わせて精油を選ぶと、また違った楽しみが見つけられるかもしれません。
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